2006–03–03 (Fri) 02:49
午前中のこと。
母が何やら探し物をしている。ゴソゴソ、ガサガサ。
あっちをひっくり返し、こっちを持ち上げて覗いたりしながら。
探し始めてから、かなり時間経過している様子。
少々…気が立っているようで、うっかり話しかけると
イライラが10倍くらいに増幅されて、跳ね返ってくる。
う〜ん……やれやれ。
「いいから、ちょっと喋ってみて。何を探しているのか
私に教えて。」
…と、私が話しかけても
「あなたに言っても、しょうがないでしょ!!」
「うるさい」「ほっといて!」
…みたいな調子。
いかんなぁ、この精神状態。
頭に血が上ってると、普段なら気付くような些細な事を
見過しがちなんだけどなぁ。
母が『その時の気分に任せて、突然プンプン怒り出す』
…なんてのも良くあることなので、格段驚きはしないですから
とりあえず、こちら側からは静観の構え。
感情的になってる相手と、一緒になってカッカしても
こっちが疲れるだけですからのう…(省エネルギー型?)
で、私は母の頭をクールダウンさせて、頭の中の整理をさせるべく
…助け舟を出してみる。
ヒントを与えて、連想させて。
まずはその日の行動(手に取ったもの、行った場所など)から始まり
少しづつ日にちを遡っていく。
最終的に、探し物を最後に使った日まで記憶を手繰れば良い。
で、そこまで辿ってみた。
普段使う手提げバッグ、リュック、ショルダーバッグ、
そんなものまで一つ一つチェックした結果…
どのバッグに入れたかも、母は思い出した。
探し物は出てきた。意外な場所から。
今朝、いつも使うのとは違うバッグに中身を入れ替えた時
「それ」だけを、入れ替えるのを忘れたのだ。
…と、いうことを思い出したそうな。
こらっ!!
『大山鳴動して鼠一匹』みたいなオチ…
「ここには無いはず」ってな思い込みが有って、探す時にも
ハナっから除外していたらしい。
まぁ、証券会社のカードなんてぇものは、めったに使わないから
へたすりゃ、暗証番号も忘れてたりしそうだもんなぁ。
置き場所を忘れるくらいは、ま、朝飯前のこと。
それにしても、探してる最中に父がしゃしゃり出てきて
捜索にいちいち口出そうとするのには、困った。
父は、相手と一緒になってカッカするタイプなのだ。
二人で探し物なんぞしようものなら、途中から口喧嘩が
勃発すること請け合い。
部屋の扉を閉めて会話から外そうとしたら、それだけで既に
プンプン怒り出して、もうわからんちん。
理由を説明して、お引取り願った。
まぁ…酒を飲んだくれてた頃の父は、始終寝てばかりで
面倒くさい事には、一切関わりたがらないような状態だったから
それに比べると、父のこの気持ちは大進歩なんだけど。
面倒な事にも、自分から積極的に関わるようになった所が…。
うん。
でも、ちょっとばかし的はずれな所がご愛嬌かな。